ライフネット生命設立者→その後立命館アジア太平洋大学学長 出口治明さんがまとめた本。
ビジネス書グランプリ2020年で第6位に選ばれてたので読んでみようと思う。


要約・ポイント

イスラム教神学の発展 9世紀末から13世紀頃

ギリシャ哲学の2台大学アカデメイア(プラトン創設)とリュケイオン(アリストテレス創設)はローマ時代にキリスト教国境化政策で廃止に。そこにいた学者や教師はイスラム圏に色々な学術書を持って流出。商人で知識に貪欲なイスラム教徒達によってどんどん翻訳されてギリシャ哲学が一気にイスラム圏に広がる。イスラム教の神学と融合することでより深堀され進化。

イブン・スィナー=神とギリシャ哲学と理論的に結合。「無から有は生じない」というギリシャの哲学に、最初の無から有が生じた時にだけ神が介在したという結合を行うことで、神の存在を前提にイスラム教神学に応用することで精緻な論理が可能になった。

イブン・ルシュド=アリストテレスの注釈書を作成したことで有名。世界には神が存在し、その信仰から得られる真理とアリストテレスのような卓抜した理性が構築したロジックがもたらす真理との2つの真理があるとした。(ニ重真理説)神の大きな意思があることを前提にアリストテレス哲学をわかりやすく注釈することでイスラム教神学の発展に貢献。

キリスト神学の発展 13世紀頃

スペインなどイスラム国家→キリスト教国家と変遷した国で上述したイスラム教神学が翻訳された。ギリシャ哲学がヨーロッパに500年ぶりに逆輸入される形に。イスラム神学がキリスト神学の教師となって進化された。

トマス・アクィナス=イブン・ルシュドの2重真理説などをイスラム神学を参考にギリシャ哲学とキリスト教神学の調和をはかりキリスト教の協議の深化に大きく貢献しローマ教会の聖人となっている。

感想

ヨーロッパで起こったギリシャ哲学が廃れてイスラムで応用されてヨーロッパに逆輸入されるって流れ面白い。

今廃れてるけどまた流行りそうなものは抑えておいた方がいい。例えばビットコインとかの仮想通貨は最終的に十数年したら市民権を得るんじゃないかと思う。今、既得権によって押し戻されてるだけ。

スプラトゥーンだと・・・

いわゆる昨今のXランキングにも流行り廃りが存在するがポテンシャルが高いブキが再注目される可能性は十分ある。

今注目されてる黒ZAPもそうだし、エリアのわかばシューターやオールマイティなスシコラ等はどんな環境でもスプラ1の時代から一定の評価があり使用率が今後高くなることも十分ありえる。

何年後になるかはわからないけどさw

*参考 過去のブキランキング


 

 

 

 

 

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