ライフネット生命設立者→その後立命館アジア太平洋大学学長 出口治明さんがまとめた本。
ビジネス書グランプリ2020年で第6位に選ばれてたので読んでみようと思う。
要約・ポイント
孔子・墨子・ブッダ・マハーヴィーラについて書かれている。(BC650~450年頃)
孔子・・・儒教の祖。500年前の周王朝を古き良き時代としてその頃への回帰を目指す。礼(社会の秩序を守るための生活規範)と仁(他人への思いやりを大切にする)を大事にする。
自ら政治を行いたくて色々な国を回り弟子が増えていったが結局政治はほぼ行えず。
墨子・・・飾り立てることなく、最低限の生活の中に幸せを見つけようというスタイル。見た目でなく機能重視(兼用)
孔子は決められた身分の上で教えることを前提にしていたが、墨子は人類平等を説いていた。
結局孔子・墨子ともに時の権力者の実政にはあわず広まりこそしたが、当時の政治へはそこまで反映されなかった。
孔子は教団化していて教えがしっかり残ったことでその後漢王朝などの政治に採用された。
墨子は思想がそもそも為政者の方向性とあわなかったため受け入れられず秦時代の厳しい取り締まりで縮小。
ブッダ・・・仏教の祖。輪廻転生からの脱出を訴える(要はずっと人生が繰り返すのだるいから休ませてくれってこと)
脱出方法は基本的修行を行い、日ごろの生活を正しくすること。極端な修行はNGとの見解。
マハーヴィーラ・・・ジャイナ教の祖。輪廻転生からの脱出を訴える。脱出方法は瞑想と苦行。最も強調したのは不殺生。
→インドはバラモン教(カースト制)が主流だったが知識をつけた貴族達の中でこの教団に儀式のための牛を生贄にとられるのが嫌だから仏教(無益な殺生NG)とジャイナ教(殺生NG)を採用することでかわす狙いがあり広まった。
なお、バラモン教はその後進化してヒンドゥー教になる。この時の教訓を生かして牛を神聖化w
感想
・孔子の教えは堅苦しく墨子の教えの方が人々は幸せに暮らせるんじゃないかと思ったが、政治や人類の発展を考えると受け入れにくいということか・・・なかなか難しいもんじゃな。
・仏教の考えいいと思うけど広がった動機の一つが牛取られたくないっていうストレートなものでウケる。
スプラトゥーンだと・・・
上記偉人たちがスプラをやったとすれば・・・
孔子 →マナーを守り相手を思いやりましょう。(煽りイカとか放置プレイは論外)
墨子 →ギアが揃ってれば服装のダサさとか関係なし!!
ブッダ → 人数差・ルール関与・打開合わせ等基本的な立ち回りを習得しましょう。規則正しい生活をしましょう。
マハーヴィーラ →AIM練習を毎日2時間やりましょう(苦行)、キルは控えましょう(ゲームとして成り立たんやんw)
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