ライフネット生命設立者→その後立命館アジア太平洋大学学長 出口治明さんがまとめた本。
ビジネス書グランプリ2020年で第6位に選ばれてたので読んでみようと思う。
要約・ポイント
近代哲学の幕開け 16世紀~18世紀
イングランドの経験論
フランシスベーコン・・・帰納法を体系づけた。帰納法とはある事象について数多くの観察や実験結果を集めてそこに共通する事実から一般的な原理や法則を導き出す推論法。このような帰納法に始まるイングランドの哲学の流れを「経験論」と呼ぶ。その他帰納法使う際4つの偏見に注意するよう呼びかけた。(生理的偏見、個人経験的偏見、伝聞による偏見、権威補正による偏見)
ジョン・ロック・・・自由主義と民主主義の父。経験論を進化させた。「統治二論」の中で人間は生まれながらに自由平等であるという前提に立ち「社会契約説」を展開。国王や政府が権力を行使できるのは市民の信託によるものであり、もし政府や国王が市民の意思無視して横暴を働くなら政府を変えることが許されると主張。
ヒューム・・・経験論を大成させた。人間を知覚の束であると説明。多くの観念を日々身に着けていく(知覚していく)が明日の自分と今日の自分は同じ自分なのか違う自分なのかと問いかけた。
大陸合理論
イングランドが帰納法で発展したのに対してヨーロッパでは演繹法を使用。
演繹法・・・観察事項(=新しく知った情報)をルールや一般論(=すでに知っている情報)に照らし合わせて、その観察事項がルールに合っているかどうかで結論を出すというもので、自然な思考方法
デカルト・・・「我思う、ゆえに我あり」という名言を生み出す。自分の存在こそが絶対的な真理であって、この真理こそが人間にとって、世界にあるすべての真理に優先すると主張。人を神から自由にすることを確立させたため「近代哲学の祖」といわれる。
スピノザ・・・ デカルトの大陸合理論を引き継ぎながらも「神即自然」で調和が取れていて美しい自然こそが完全なもの=神と考える。
ライプニッツ・・・デカルト→スピノザと展開された大陸合理論に対して自然は多彩なモナドの寄せ集めであると主張。モナド=最小単位。原子のように同一の極小単位にはならず、どのモナドも他のすべてのモナドと異なる。
その他
ホッブス・・・主著「リヴァイアサン」で人間は自分たちが生まれながらに持っている自然権を連邦や国家に譲渡すべきと主張。
より大きな権力がなければ平和はこないと考えた。
ルソー・・・以下2つの概念を主張と様々な名著でその後の思想に影響を与えた。
『自然に還れ』・・・善良、自由、幸福という根源的無垢を回復しなければならない。
『一般意思』・・・社会の各構成員が利己心を捨てて、公共の正義を欲する意志。=共助精神。
感想
・モナドきた!!ゼノブレイドがオリジナルじゃないのね。
・なんかいっきにいろんな人でてきたな・・・おそらくこの辺りが今まで知識として中身を知らないことが多いみたい。
(要約結構ムズイ)
スプラトゥーンだと・・・
帰納法・・・過去数か月間のXランキングの上位入賞者の戦績を集める→デュアルスイーパーカスタム結果だしてるな、強いな、おい。
演繹法・・・デュアルスイーパーカスタム使ってる人多いな、射程も長いし強いんじゃね→Xランキングを確認したらやっぱり使ってる人多いし、強いことを確認
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